研究团队

特邀专家

太田出教授

太田出,男,日本京都大学大学院人间・环境学研究科文化环境学系教授,主要从事比较文明论方向的研究。主要经历为:1993年4月~1999年3月于大阪大学就读博士课程(東洋史学),1995年10月~1997年9月为中国人民大学清史研究所(北京)公费留学(文部省)・高级进修生,1999年4月1日~2001年3月31日为大阪大学文学研究科助手,2001年4月1日~2011年3月31日任神户商科大学商经学部(现兵库县立大学经济学部)助教授(之后任副教授),2011年4月1日~2016年3月31日任广岛大学文学研究科副教授,2016年4月1日至今任京都大学大学院人间・环境学研究科教授。所属学会有东京大学史学会、京都大学史学研究会、广岛大学史学会。

研究分野:

中国近世~現代史、台湾現代史、日中戦争史


研究テーマ:

文献史料とフィールドワーク(現地調査)を用いながら「現地感覚」を持った歴史学をめざしています。現在、主に以下の5つの研究テーマに取り組んでいます。

1)中国法制史:明清時代の裁判文書──州県レベルの档案や判牘など──を分析し、中国近世の犯罪・警察・監獄をめぐる社会史について研究を進めています。
2)中国農村社会史:江南デルタ(現在の上海市や江蘇省南部・浙江省北部)を中心に地方志とフィールドワークを組み合わせながら地域社会の解明をめざしています。
3)中国の王朝国家と宗教:具体的な事例としては、関羽信仰の漢地から満洲、モンゴル、新疆、チベットへの伝播・変容・融合を取り上げ、中国近世における王権の権威調達と宗教的な領域統合について考えています。
4)東アジアの領海主権問題と海洋戦略:19世紀後半から東アジアでも顕在化しはじめる近代的な領海主権の問題について、現代の海洋戦略(海洋資源など)までをも視野に入れながら明らかにしていく予定です。
5)日中戦争期の宣撫官:日中戦争期、中国大陸の日本占領地行政に活躍した宣撫官たちの足跡をたどりながら、意志の有無にかかわらず戦争に巻き込まれていった人々の戦争史を描出したいと思います。


代表的著書,論文等:

太田出(単著)『中国近世の罪と罰』(名古屋大学出版会、2015年)

太田出他編(共著)『太湖流域社会の歴史学的研究──地方文献と現地調査からのアプローチ』(汲古書院、2007年)
太田出他編(共著)『中国農村の信仰と生活──太湖流域社会史口述記録集』(汲古書院、2008年)
太田出他編(共著)『中国農村の民間芸能──太湖流域社会史口述記録集2』(汲古書院、2011年)
太田出他編(共著)『中国江南の漁民と水辺の暮らし──太湖流域社会史口述記録集3』(汲古書院、2018年)
太田出他(共著)『近現代中国の芸能と社会 皮影戯・京劇・説唱』(好文出版、2013年)
貴志俊彦・白山真理編(共著)『京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成』(国書刊行会、2016年)


近几年的研究课题

2010-2014年 日本学术振兴会科学研究费辅助金(基础研究A、海外学术调查)(連携研究者)

研究课题名 近現代中国農村にかんする環境ガバナンスと伝統社会に関する史的研究”

2013-2016年 日本学术振兴会科学研究费辅助金(基础研究B、海外学术)(研究分担者)

研究课题名近現代太湖流域農山漁村における自然資源管理に関する現地調査”

2013-2017年 日本学术振兴会科学研究费辅助金(基础研究C)(研究代表者)

研究课题名近代東アジア漁業と帝国日本”


个人主页:

https://www.h.kyoto-u.ac.jp/academic_f/faculty_f/222_ota_i_0/

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